ぎゃらりぃ澤 さん

格子窓のある、町家のギャラリー。
シンプルで綺麗なDMを見たことがあって、頭の片隅には記憶のあった名前。
その看板を先日の仕事帰り、気まぐれにとおった道で見つけました。

お店よりも手前で、ふと気になった煉瓦造りの建物に張り紙があり
自転車を止めてじいーっと見ていました。
すると2,3軒向こうあたりから女性が近づいてきて、話し掛けられました。
その建物を貸している方で、ギャラリーのオーナーさんでした。
貸し物件の話を聞きながら、「ちょうどギャラリーも見たかったんです」
と言うと、お店に案内してくださいました。





それはもう素晴らしい場所でした。
町家を使ったお店は京都にたくさんありますが、ここは本物でした。
ぞくぞくするほど素晴らしいものがたくさんありました。
私にはその全ての価値がわかるわけではないと思うけれど、
建築、家具、そしてそこに置かれた器や布、すべてがほんとうに美しくて
この場所を生かしたい、部屋に風を通したいという
オーナーの思いが伝わってきました。

オーナーのおじい様が、もともとは築140年の建物を改築して自宅横に作られた
ゲストハウスのような場所であり、大切なお客様だけを招かれていたとか。
普段の生活に使われていたわけではなかったため保存状態も良く、
一室の床を塗り替えた以外、ほとんど手を入れていないとのことでした。
そして近所の方ですら、この建物の中を知る人は少なかったそうです。

お店を作られたときのこと、
この場所を生かしたい、という思いから集められた陶磁器のこと、
工房を訪ねた作家さんのこと。色んなお話をしてくださいました。

また、さらにこのお家は昔織物屋さんだったそうで、
素敵なお召しの生地も見せていただきました。
今では非常に珍しくなってしまった、しぼのあるちりめんの着物です。
大切になさっている矢絣(やがすり)の着物を見せていただきました。
あんな綺麗な矢絣、見たことなくて、感動しました。

本当はもっともっとじっくり見たいものがたくさんあったのですが、
日が暮れたら閉店、と言われていたのにもうすっかり暗くなってしまったので
また来ます、といってお店を後にしました。
あまりにも素敵な空間と、素敵なオーナーさん。
郵便局に行く用事がなかったら、
あの日あの道を通ってみようと思わなかったら。
偶然の出会いはいつも本当に嬉しいけれど、今回はまた特別でした。

外に出ると雨が降り出していました。
いつもならうんざりするのだけど、不思議と気持ちの良い雨でした。
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by ekla-cafe | 2006-02-27 22:41 | log


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