鴨川を渡るとき

西から東へ、鴨川へ向かって自転車をこぐ。
夕陽を背に、川に架かった橋を渡る。

「京都に住んでいる」と感じるのは、いつもその時。
強烈に、どうしようもなく、まぎれもなく、
わたしはここに住んでいる。
京都に、来てしまっている。

そういう時に思い出すのは決まって、ある人のこと。
このあいだも、川を渡るより手前ですれちがった人を見て
別に似てもいなかったけど、なんとなく思い出しました。

川を渡る頃には、別の事を考えていました。それなのに、
百万遍の交差点近くで聞こえてきた音楽に、私は無理やり引き戻されました。
この川を渡るよりもずっと前、東京で暮らしていた頃の記憶に。

ガソリンスタンドで流れていた有線。
今出川通の反対側だったのに、わたしは耳あてをしていたのに、
それは届いてしまったのです。

「抑えきれない思いをこの声にのせて 遠くきみの町へとどけよう」
たったこれだけの旋律が
強烈に、どうしようもなく。

帰り道、今度はまた別のガソリンスタンドから同じ声が聴こえてくる。
でも、さっきとは違う曲。
まだ想い出が染み込んでいない歌は私のこころを軽くした。

スキマスイッチの「ボクノート」を、口ずさみながら帰りました。
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by ekla-cafe | 2006-03-15 20:18 | log


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